1: 諸星カーくんφ ★ 2014/03/16(日) 01:36:36.90 ID:???
 J1第3節は15日、エディオンスタジアム広島などで行われ、浦和は広島を2―0で破って2勝目を挙げた。8日の鳥栖戦で、
埼玉スタジアムのゲートに「JAPANESE ONLY」の差別的な横断幕が掲げられ、リーグ史上初の無観客試合の処分を受ける
などクラブに激震が走った1週間を経て、サポーターもチームとともに再生を誓った。

 今回の問題が発覚した後の最初の試合で、アウェーの広島にはいつものように多くのサポーターが駆け付けた。浦和側の
前売り券は約1500枚が販売され、入場口には開門を待つ長蛇の列ができた。

 クラブは差別的行為の防止策として横断幕や旗の掲出を禁止。通常の5倍となるスタッフ25人が現地に赴き、円滑な運営に
協力を求めた。入場口ではチラシを配り、差別的行為の禁止を訴えた。春日部市の会社員馬場好光さん(57)は「差別は
恥ずかしいこと。世界に発信されるので自覚を持たないと」と戒めた。

 試合が始まるとサポーターは声、手拍子と太鼓だけで応援した。その間もスタッフがスタンド内に立ち、応援に問題がないか
目を光らせた。前半42分、興梠慎三選手が先制点。いつも得点後に振られる大旗がないため、サポーターは手をたたいて
喜び合った。

 試合は1―0のまま進み、後半ロスタイムに原口元気選手が2点目を挙げると、勝利を確信したサポーターの喜びが爆発。
川口市のパート荒川博さん(63)は「サポーターの不祥事を選手がカバーしてくれた」。妻の恵子さん(63)は「『みんな頑張って
いこうぜ』という元気のメッセージだと思った」と涙した。

 試合後は監督、選手、チームスタッフがスタンド前に整列して声援に感謝した。川越市の学生森山佳奈さん(17)は「いろんな
ことがあったけど、選手とサポーターは一つなんだとあらためて感じた試合」と一体感を感じていた。

 23日の清水戦は埼玉スタジアムで無観客試合になる。川口市の会社員白石尚之さん(29)は今回の件を教訓に「一人の人間
としてあらためて行動、意識を考え直さないと」。鴻巣市の会社員黒沢真利子さん(29)は「これをきっかけに逆にプラスに進めれば」
と話して会場を後にした。差別のない安心で快適なスタジアムづくりへ向け、クラブ、チーム、サポーターが心を一つにして再出発
を切った。

ソース(埼玉新聞) http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/03/16/02.html
写真=旗や横断幕を使わない応援で、選手たちに声援を送る浦和のサポーターたち
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